スペイン巡礼記、いざサンチィアゴへ、のなかで蟻さんのことを書きましたが、新年早々面白い記事を読みました。 臨済宗の老師が年頭の挨拶としての一文でした。それが蟻に関する文章でした。記憶をたよりにネットを開いたら、出処の本がありました。
[働かない蟻に意義がある]長谷川英祐です。
正月に本屋に行った時、この本を見たのですが、買いませんでした。それで、読んでおりません 。老師の短い文章からの引用で心苦しいのですが、 蟻さんの生活形態ををよくよく観察するに、女王蟻や兵隊蟻は別として、働き蟻といわれる集合体を観察するに、何と、全体の約二割は働かないというのです。まず、へ~そうなのと思いますね。驚きはそれからです。働かない二割のありさん達をピックアップして観察するとなんとまあ、八割の蟻はせっせと働いて、残りの蟻はやっぱり働かなかったのです。何回繰り返し実験観察したのかは知りませんが、同じ結果であろうことが判ります。本のタイトルは、働かないこの二割の蟻さんにも存在の価値があるといっているようです。
(無価値の価値)というところでしょうか?
面白いですね。私なんぞは、ホットするような観察結果で、もっと堂々と生きていてもいいんだと、後ろから押されているような嬉しいね内容です。この本を買って読むつもりです。皆さんもいかがでしょうか?
読書会のテキストにしてもいいですね。ちなみに、
読書会は毎月第一水曜日、夜、8時からです。