和尚のつぶやき

巡礼 サクラダファミリア 地下お御堂 

 

これは告解室です。神父がこの中に入って、罪の懺悔に来る信者さんの罪を神に代わって許すのです。神父は非常に神に近い存在として絶対の時代がありました。今日はご存知の通り。日本のお坊さんもそんな時代が有りました。今日、これもご覧の通り。これを言い出したら、私自身が尻尾を巻いて逃げ出さなくてはならなくなるので、これは終わり🔚

お御堂は私の思っていた、期待していた通りのお御堂でした。まん丸で可愛い教会です。信濃町教会のフランス人、シガロ神父そっくりの主任神父のミサでした。終わった後、約束違反を謝まって、次回の可能性を残しつつ、此処でも旅の安全を祈りました。元気だけれど、疲れてはいる。で、祈りのスケールもドンドン小さくなっていく。こんなもんですかね、人間は。

サグラダファミリアは未だ工事中。日本の報道とは違います。私には、来る度、見る度、ゴテゴテ感ばかりがついて回ってもうええ加減にしてよ!と言うのが私の本音。世界の有識者はそれを許しません。お前の様なトンチンカンは来るな!が正論です。そんな訳で、小さなまるい半地下聖家族教会は、一層私にゆとりと安心をくれました。

日本でも世界の何処でも、伝統ある宗教建造物は自ずと威厳を醸し出す。宗教を信じても信じなくても関係なく安心の心を与えてくれる。

一昔前前、京都の龍安寺の石庭を訪れた世界的に有名だったロック歌手だったでしょうか?沈黙とシンプリが売りの石庭に深い理解を示した様でした。拝観の後、住職とお茶をいただいた様でしたが、会わなかった方がよかったのコメントでした。件の住職は私と同時代、修業道場は違うが共に修業した同輩でした。ああ〜危ないあぶない。

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