和尚のつぶやき

巡礼  小さな村の教会

  • これも村の教会です。村々にある教会を荒らしまわっています。なんと言っても音色の響きは最高なんです。ミサが始まる寸前に飛び込んで、笛を吹き始めたので、何も知らない信者さんたちは、この人たちなに?という感もありましたが一気に敢行。終わって教会を出たらミサの前唱が始まりました。私たちの献笛の終わるのをじっと待っていてくれました。申し訳ありませんでした。外は雨模様。昨日同様すぐに雨はあがって曇りのち晴れ。今日は16キロでしたから、グタグタしながら進みました。(昨日は5時到着の長歩きでしたが、)それでも二時過ぎには着きました。何度も来ているので、景色は勿論、教会、アルベルゲ(巡礼宿)、バル(簡易レストラン)など、懐かしい景色が次々飛び込んで来て色んなことを思い出しながら歩いています。サリアからの巡礼道は、サンジャンピエードから聖地サチイアゴの中にあっても決して快適な巡礼道とは言えない。ほとんどが改良砂利道 で、歩き易いかもしれないが、風情が無い。国道を跨いだり、潜ったり、並行して歩いたりと、聖地に向かう感動が削がれる様だ。なんでこんな風になったのか、不思議だ。聖地巡礼に続いている100キロだからの証明ではあるが、もし巡礼道を100キロ以上歩けば、証明を出してくれるのであれば、景色や巡礼を堪能出来るパンプロナ、ブルゴス辺りからレオンまでを楽しむ人も増えるかも知れないかな、などと不遜無事を考えた。
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