日本を発って既に40日を過ぎた。800キロは大変な事だと思いながらのこの巡礼も、残り61キロを切ってしまった。実を言うと、余りのあっけなさに驚いている。こんなにすんなりと成し遂げられたのも、豊かな自然と、歩くには絶好の時期に恵まれと事が、大きな原因の一つであろう。歩けども歩けどもの泣けてくるような麦畑の青さの中の私。ご想像賜りたい。
靴下二足、パンツ一枚、シャツ一枚と夏用作務着1着は光くんが背負った。
朝食用パンは内田さんが担当。テーブルに座ると、スーと出る算段である。至れり尽せりである。
それにしてもである。なんでこんなにすんなりと、と思う事しきりである。マメ一つで出来なかった。
食事も出来るだけ取らない方が調子も良いし、水も殆ど取らない。お腹はスッキリしました。体力的には無理なく此処までやって来た。本当にどうしたのかしら、とそれこそ不思議三昧のど真ん中です。
残る課題は、サンチャゴの大聖堂で献笛の栄に預かれるかどうかに掛かっております。
目的の一つ、献笛の行は殆ど成功致しました。これも不思議なほど程よく教会の扉は開いているのです。
不思議三昧の旅はどうでしょうか? それほどの納得ではありませんが、いろんな不思議にも出会いました。まあまあでしたでしょうか。皆さんのサポート心より感謝です。
このArubergeは、以前にも泊まった好きな場所の一つです。
豊かな清流が今回も、心和 ましてくれます。足を浸すと、ひやーと思わず、叫ぶほどですが、ヨーロッパ の女性は強い。泳いでおりました。我々はとてもそんな 真似は出来ないので、せめてもと思い、内田さんが必死に背負ってきたワインを冷やして飲みました。当地で、8ユーロ。日本では3~4 千円程度か?