この度の巡礼は、比較的、朝の旅立ちが遅く、すっかり日が明けて、朝の空気にひび割れでも入ったような、そんな時間のお出かけです。朝は寒い。土砂降りなどは無いけれど、にわか雨程度の風雨でも、やけに冷たいのである。血の気が薄いのか、10時を過ぎないと、引きつってしまってうまく動かない。
手袋をして歩いているのに、一向に効果が無い。寒い朝、西の方を振り向くと、こんな感じの重くて、不気味な雲の帯が迫って来る。どす黒くて、迫って来るような嫌な雲である。
上向けば空ばかりの巡礼道、まるで、世界いっぱい、真っ青のキャンパスに雲の野郎は、縦横無尽、好き気ままに雲のアートです。