和尚のつぶやき

お葬式。情けない話、嬉しい話

2014-07-16 05.20.38

お酒が祟ったか、痛風予備軍から立派な痛風患者に昇格。痛飲の宴の次の朝、もういけません。痛い。とても痛くて一歩も移動できません。人が近づくだけでも踏まれるんじゃないかと身構えるほどです。

もう7~8年前になるでしょうか。やっぱし痛風で靴が履けず、サンダルでモンゴルに行きました。

痛いけれども歩けたのです。バス移動中、となりの友人は私の痛風で苦しんでいる様子を、一向顧みることなく、私のさも痛かろうと腫れている足を平気(かどうか知りませんが)で踏んだり、蹴ったりするのです。足を出している和尚が悪いとか、座席空間が狭いからだといいたげでした。今回は正真正銘の立派な痛風ですので、その激痛は尋常ではありません。そんな時、決まって大切な行事がかぶるのです。摂心(座禅会)中に出たこともありました。今夜は、お通夜、明日はお葬式。背に腹は代えられません。車いすで出頭となりました。ちょっと悲しい出来事でした。正直に事の成り行きを申しあげましてお許しを頂きました。悲しいお話。
痛風完治せずの土曜日。お寺での法事。法事参列の皆様すこぶるご機嫌の内に終えました。法事にご機嫌と言うのもなんですが、実はこんなことです。法事が終わった後、ご遺族の娘さんの一言。和尚さんのフアンになりました。亡くなった父親はきっと喜んでいます。それにわたしもとてもうれしい気持ちです。ざっとこんな具合でした。先の車いすのお葬式。亡くなられた方の娘さんが御礼にお寺に来られていうことがまたふるっています。娘(孫)がとても感動しました。もしも私に何かあったっら、和尚さんに頼んでね、との伝言です。此の娘はさんは今年、17歳です。私は71歳。ううーん、困まちゃうなぁ。一寸、嬉しい話。

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