巡礼 サンチアゴ巡礼の意味を鑑みる時、巡礼書にはかならず書かれている言葉。 巡礼者は、幸いである。あなたは巡礼が終わった時に本当の巡礼が始まることを知るのだから。 この言葉は前回の碧層層と重複するかもしれませんね。 巡礼者は幸いである。あなたが最も気にしていることが、只たどり着くことではなく、他の人と一緒に目的地に到着するることであるならば。 散歩と違って、一日6〜7時間歩くのである。空身ではない。少なくとも6〜7キログラムは背負って歩くのだ。これだけでも巡礼者は幸い。歩くのは辛い 。スペイン、パンプロナを過ぎるともうすっかりフランスの香りなく、スペイン一色となる。今回もまた刈り取った麦畑の丘陵ただひたすらの始まり、始まり。そろそろ豆が出来始めて、気を使いながらの旅となる。スペイン中の人達は熱気を避けて、シエスタと称する昼寝に入る頃、巡礼者は、ひたすらに歩いている。スペイン人曰く、馬鹿みたい?(てなこと言うかどうか) 兎に角遠い。遥か峠の向こうに教会の搭などが目にと止まった時の嬉しさは、これまた格別。