昨夜は突風と共に、随分の雨が降って、今日は大丈夫と思いきや、霧雨が続き、今日もレインウエアー着用。山越えのショートコースを避け、オリゴ川沿いのロングコースをとる。期待どおり、川の流れは速く遅く緩やかにそれぞれの川音をたてながら、昨夜の雨にもかかわらず清流は流れます。川音と微かな鳥の囀りを聴きながら、すっかり雨に洗われた牧草地の山路を進みます。かっこいいでしょう。
山路は牛馬の糞ばかり。最初は避けて通りましたが、疲れるので、構わず踏み蹴散らして尚も進みます。その上、30分ぐらい前に、馬に乗った巡礼隊の湯気立ち昇るばかりのウンチもいたるところです。追い越してやろうと頑張りましたが、駄目でした。馬って速いんですね。
アルベルゲにつくと、一昨日、セブレイロ峠で出会って写真を撮ったお婆ちゃんと青年に会いました。凄い健脚と驚いて尋ねると、「タクシーを利用しながら、一日、一日精一杯頑張って歩いています。」ずーっと連れ添っている青年との関係を聞きますれば、これまた、仰天。「カミーノ友達。」と申すではありませんか!頭から孫だと思い込んでいたものですから、びっくりも尋常ではありませんでした。やるぜ! デンマーク婆ちゃん。スロバキア青年、たのんまっせ。一緒に歩いたり、車の手配や諸般の世話などエトセトラ。
自分の巡礼はどうなっとぉん?と、聞きたいところですが、夫々の巡礼ということで、収めておきましょう。明日はまた、雨だそうです。