和尚のつぶやき

巡礼   ゲルニカのゲルニカ

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ゲルニカのゲルニカは複製です。それでもじっと見ていると、やっぱり複雑な思いがよぎって辛い思いが重なる。80になって戦争体験も無く敗戦のどさくさの中で生きてきた私に何が分かるのだろうと反芻するばかり。平和を願うミュウジアムで教科書で見た写真の数々は時代あせもせずのリアルではあっても、今日只今の世界情勢はこれ以上に醜く不条理で情け無い。情けないなどと言っている私は日本人。今の所部外者だ。けれども一寸先はわからない。先の大戦時は訳もわからず、共産主義、資本主義、全体主義の国々がそれぞれの利権をかけて戦った。主義などと言って教条を振り回してはいるが、結論は権力欲がコントロールされる事なく走り回わった末の戦争だった。あれ程の犠牲を払った戦争なのに反省は効果なく崩れて行きそうな、本当に怪しい時代となりました。ゲルニカのサンタマリア教会では教会の外で献笛。
ミュジアムの職員が、「私はなたが教会の前で笛を吹いているのを聞きました」と嬉々として言うものですから、ゲルニカにの
Tーシャツ沢山買ってしまいました。お土産はこれでおしまい。と思っておりましたら、とんでもないお土産が飛び込みました。

2枚目は、やっぱりゲルニカに町にある大戦時の防空壕です。両親はBー二十九の焼夷弾に私の姉を連れて逃げまわって様なことを言っていましたが、私は0歳で何にも知りません、防空壕を見たのは今回が初めてです。生々しい物です。

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