和尚のつぶやき

滅茶苦茶でござりますりがな

  1.  「滅茶苦茶(めちゃくちゃ)でごじゃりまするがな」のギャグで昭和の茶の間の人気を集めた漫才師で喜劇俳優の花菱アチャコ。戦前、横山エンタツとのコンビで今に続く「しゃべくり漫才」の原型をつくった。
    エンタツ・アチャコの十八番に、東京六大学野球のネタがある。早稲田と慶応の試合を観戦したというボケ役がつぶやく。「早慶戦を見て分からんことがある。早慶の相手はどこでした?」。
  2. これもギャグかと思わせるような安倍晋三首相の言葉である。「桜を見る会」の参加者が急増した理由を問われ、「(事務所が参加者を)幅広く募っていると聞いていて、募集という認識ではなかった」。
    税金を使って支援者をもてなしたと追及されたくなくて、日本語の意味まで改ざんしてしまった。ネット上には「馬から落ちたが落馬したという認識ではない」「危ないが危険という認識ではない」といった皮肉のギャグが次々と。
    首相の答弁は以前から「ご飯論法」と批判されてきた。「朝ご飯は食べていないが、パンは食べた」とはぐらかす。その技にさらに磨きが掛かったようだ。森友学園問題の責任逃れのため「私人だ」と閣議決定までした昭恵夫人が、参加者を推薦していた件についても、のらりくらりと。まさに「滅茶苦茶でごじゃりまするがな」。
    多くの国民は思っていよう。「国会中継を見て分からんことがある。首相が説明責任を果たす相手は誰でした?」

(中日新聞  春秋コラム)
安倍晋三氏に常々抱いていた不快感の根っこを面白可笑しく表現したこのコラム記者に拍手喝采👏。
この首相には差したる影響も与えないかとは重々承知ながら、チョット良い気分。

一方、写真のネコはノラちゃんです。これといった名前はないように思われます。うちの境内にもちょくちょく立って来て、我が家のタマとうう〜フウ〜遣り合っています。タマちゃんの耳をかじって変形さしたのはこいつでは無かろうかと密かに疑いかかっている容疑者野郎です。

葉書を出しに行く途中の駒形神社の⛩松の木の上十数メートルの枝で休んでいました。人伝によると、何時もこの場所にいて寝ぐらの様だったとの人の噂。事もあろうにこの松の木が伐採されることになりました。下からバリバリやられるものだから、上に上に逃げたのですが、叶わずずるずると落ちて来て、何処かに行ったそうです。

このノラちゃんも、去り際、「無茶苦茶でござりますりがな」と、一言言ったでしょうか?

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