和尚のつぶやき

人生いろいろ、歩きも色々

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このお婆ちゃん幾つに見えます?お年は後から申し上げましょう。
背丈は、150センチはないと思います。体重40キロぐらいでしょうか?
このお婆さん、名前は聞きませんでしたが、デンマークの人です。
何度かこのおばあちゃんにスイスイと抜かれました。鮮やかなる抜き足です。
まるで、雲の上を歩いているようなスタコラです。江戸時代、すたこら上人とか、すたこら坊主という人物がいると、白隠和尚の絵で知りましたが、このすたこら坊主もこんな具合に歩いていたのかなあ、と、思わせるスタコラぶりです。 度肝を抜かれたのは、担いでいるザックの大きさでです。優に十二、三キロはあります。若くて屈強な巡礼者が担ぐ重さです。私は精々7キロ程度でしょうか?
我が一行チームの担ぎ手、光君も十二、三キロぐらいと思います。
背筋も曲げずスタコラなのです。
私は感動と尊敬のあまり、お写真を撮らせていただきました。
ザックの中は、ダンボールが入っていて、中は空っぽとちゃうか?などと茶化しながら歩いていましたが、アッコが後から何か質問をしながらザックを担いでみたら、ずっしりと重かったようです。こんなに重い荷物を背負って大変でしょう、というようなことをのたまったら、首から、毛のついたネックレスのようなものを出して、「このおかげ」と言ったそうです。
「胸毛か? 」と聞いたら、吹き出していました。
内田さんは、引きずるように歩くのですが、追い抜くことができません。
私は自分では、大股で、スタスタのつもりなのですが、一向に歩が進まず、何時も置いてきぼりです。<
光は流石に現役バリバリだし、足で稼いでいるだけあって、その馬力の凄いこと、もう嫌になるぐらいです。初回に一緒に行った浩三君も馬力あったねえ。
アッコはおすまし歩きですが、これがまた強い。風邪気味ですが、頑張っています。
皆んなみんな、同じ二本足ですが、面白いほど歩くスタイルはそれぞれで、これを見ながら歩くだけでも、結構な勉強になる気がします。
人それぞれとは言うけれど、誠にそのようです。
ところで、件のおばあさんの年は、なんと、78歳です。
78にもなって そんな 荷物背負ってあんた一体どこ行くつもり? と、72歳の若造は思わず呟くのです。

今回 おシリーズで恒例となりそうですが、このばーちゃんの荷物の大きさを、自分 お荷物と比べてみました。 またしても、興味のある方は、次 お写真を 見よ。

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