五月九、十日の布薩会の写真です。薫風薫る緑の中、作務に坐禅に静かに時間を楽しみました。
我が座禅会メンバーも紛うことなく高齢化が進んで、熱気溢れるとまではいきませんが、慎に皆さん良く集って、良く座られると言うのが、正直な実感です。ご苦労様でした。継続は力なり。はげみましょう。
現代人は沈黙に弱い。自分の心の直視から逃れるなりわいの氾濫で、心の所在の在処にさえ気付かない。静かにすわって己が心に接する妙味の有り難さの体験が乏しい。
檀家と言われるもっともお寺と関係が深かろうと思われる人たち、家族への精神的アプローチが非常の弱い、という思いは益々強まっていくばかりで、非常に焦っております。葬式、法事の関係だけで十分というこの雰囲気の打破は至難の業である。この思いは寺側にも在って、問題のある坊主もいる。
日本人の80%は仏教に親しみを持っている。日本人の50%はお寺に親しみを持っている。日本人の20%しか坊さんに親しみを持っていない。という報告をどこかで聞いた。私は inside of the 20%か、 それとも out of the 80%か?