和尚のつぶやき

世界平和祈願巡礼の旅

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先日京都、国際禅仏教協会の案内状が届いた。協会設立より縁をいただいた宗教関係機関は全世界で千を超えた由。一層の深い縁によって、頂戴した仏像の数も百を越したと。台湾国王より賜った金の釈迦像は、本部、霊雲院安置の折には、妙心寺法堂から御運びしたのを思い出します。この度、全仏像安置の完成披露と平和祈願法要の厳修の案内です。残念ながら、スペイン巡礼の日と重なって随喜出頭はかないませんが、お陰様で、この巡礼が世界平和祈願の旅としての位置付けが明確にクローズアップされました。古希を迎えての巡礼旅は決して楽なものではありませんが、世界中のあちこちできな臭さくて、不安定な世相の真っ只中、平和の祈り心を堅持しつつ巡礼の旅を続けます。戦争の歴史を鑑みる時、加害者としての、特に東南アジア方面に置いては、責任は明確であるのに、今だに、グズグズとして、明確な誠意の表明が出来ない日本に本当に疲れます。そういった意味も込めた深くて重い巡礼の旅でもあります。

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