オーストラリアのシドニーは 45°というニュースを見る。山火事で家もろとも燃えつくす映像を見ながら、タスママニアの何と寒いことか。 同じオーストラリアのしかも最南部 のこの地 Rossは寒い。現地の人も今年は異常に寒いと言葉で言っていたが、心底ビックリしているようでもなかった。朝 昼 夜の温度差には慣れっこのタスマニアっ子なのだろう。 タスマニアの印象。ゴミが無い。街と言わず村と言わず、町、山、牧場、随分と走りまわて来たが、これほど人工的ゴミの無い場所は海外旅行数ある中で、随一と言っても過言で無いと思う。これだけでも、来た甲斐があったと思う。町や村の建物は、平屋が多くちょと中世風の型作りで、決して立派な資材をつぎ込んでいる訳では無いが、庭にも、家にも行き届いた細工があって、生活を楽しんでいる風があって、微笑ましい。カントリーサイドの風光豊かな地には、キャビン付きのキャンピングカーがたくさんあって、ゆったりとと旅を楽しんでいる。日本人にはまだまだ真似のできない旅をである。美しくありたいと思う心はあっても、人間の数が増えれば、間違いなく汚れてしまう必然の事実に逆らえず、町や村は住みにくい空間となって行く。間違いなく観光開発の波に飲み込まれて行くこの地の健康な発展を祈るばかり。そして、この美しい海やまを惜しむことなく、提供していることに、旅の終わり、ホバートからシドニー行きの飛行機の上空から祈っている。ただし、物価は、少々高い。 追伸 タスマニアに入った瞬間に感じた事。野山や牧場の草が全て茶色で有る。夏の盛りは、グリーンいっぱいという観念が有るので、不思議でならない。『なんでやのん?』と、聞いてみる。 ここタスマニアは夏は暑くて、草は焼けてしまって茶色に変わってしまうそうな。その代わりと言っていいのか、冬には野山はグリーンいっぱいだそうです。所変われば、と言うとこでしょうか。