和尚のつぶやき

笛の音は効果有り

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教会に着いたら、献笛をするのが今回のテーマの一つと書きました。村には必ず教会はあります。
小さな村でも二つ三つはあるのですが、大概は閉まっています。そいう時は、やっぱし、直感ですね。この教会で笛を吹きたいという気持ちに任せます。その方が、吹く気持ちに余裕が出ます。
開いている教会では、諸聖人の前で、響豊かに奏でます。篠笛の音色はお御堂では、自分で言うのもなんですが、感動を呼びます。
写真の彼女は、イランの女性です。巡礼中いつも小さな声で、お国の歌を口ずさんでいました。
とある村の教会で吹いていたら、彼女がいました。何人かも巡礼者も聞いていたのですが、献笛が終わった時、涙を流しながらハグをしたのです。教会で祈る巡礼者の気持ちに添う不思議な音ということになります。
今日は、sahagun の手前、昔は修道院でも有ったのか、広い草だらけの中に、ミサがたてられているのかどうかもわからない小さな教会の前で、奏でました。巡礼者は足を止めて、じっと聴き入ってくれました。復活したAngieもその中の一人でした。sahagunの町のかかりの、薬局の前で何やら思案の様です。調子は今ひとつなのかも知れません。

Sahagunで泊まったアルベルゲはベネディクト会の女子修道院付属の宿です。食事の前に巡礼者の為のミサにあづかりました。修道尼の聖歌を聞きながら祝福を受けました。。献笛の機会を得て、吹かせていただきました。いい祝福になったと納得しています。

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