スペイン巡礼

面白いね。

カカベロスというところで、スペインの若い娘さんに、指圧ともぐさの治療を受けた話は、スペイン巡礼紀行の中で書きました。後日談を書くつもりでいましたが、伸び伸びになっておりました。ひょんなことからひょんなことになりそうで、その後を書き送ります。治療費はいくらですか? 20ユーロです。ちょっと高いか、と思いつつも堪え難い背痛を何とかしたい思いで早速の治療です。治療は地べたに大風呂敷を広げただけの至って簡単且つシンプルなもので、言ってみれば、大道芸的指圧療法です。泊まりの巡礼者たちは物珍しそうに眺めています。結果を申しますと、彼女の治療技術は、治療経験の少ない初心者の技術です。その辺の空気を読んだのでしょう、今度はもぐさ( 中国式棒灸)を始めました。これも技術は同程度。こちらの治りたいという切ない想いが治療を助けたような、絶妙の一時間でした。多いに感心したことは、彼女の治療態度でした。一意専心、施術者の鏡のような真摯さに感じ入りました。終わって治療費を払おうとしましたら、彼女は要らないと言います。治療中にした僅かな会話にとても得る所があって、私の方こそ、治療出来て良かったといって、どうしてもとらないので、礼だけ言って別れました。旅の途中からと、日本に帰ってから二通のハガキをだしましたが、音信不通で諦めかかったころ、懐かしいメイルが有りました。なんと、これが縁で、来春,指圧と鍼の勉強のために、日本に来ることになりました。その上に、バルセロナのレストランのオーナーの娘が来週日本に行くので会いたいと、これまたメイルがありました。
縁は異なもの、といいますか、遠く離れた日本とスペインのさしたる深い関係でも無いのに縁が繋がっていくのは、面白いね。

ページの先頭へ