スペイン巡礼

最後に。

最後に。

最後に。
 10月10日に帰ります。お寺を護ってくださました世話人様、加担寺院、善勝寺様、天祥寺様。お寺の管理、清掃等、取り仕切って下さった、座禅会、出入りの仲間たち。心より感謝申し上げます。感謝しても感謝しきれないほどの感謝は、帰りましたら、少しづつ返しますから???。うふふ・・・・

 

おまけ。

最後に。

サンチャゴ到着二日前の巡礼宿で会いました。直接声をかけあったことはなかったので、気がつかなかったのですが、我々の弥次郎兵衛傘の人気は抜群で、傘を外してくつろいでいても、写真を撮りたい言う。後で撮りましょうとの約束も叶わず、其の侭出発。
 サンチャゴのカテドラル広場で到着の余韻を愉しんで居たら、ゴム毬のように飛び出してきて、「傘はどうした、何故かぶっていないのか」と、矢継ぎ早。「欲しいと言う人にもうあげた」と言ったあとの、はい、パチリ。

 

番外。

最後に。

この写真はフランス人夫婦の写真です。あまりにも仲陸ましい姿なので、撮ろうと思って追いかけたのですが、むこうが早いのか、こっちが遅いのか、なかなか距離が縮まりません。牛との構図を狙っていたので、こりゃあかんと思い、逆戻りを頼んで撮ったので、動きの無いつまらん写真となりました。
 夫婦の巡礼者(ペリグリム)には、たくさん出会いました。若い夫婦もいました。自転車の後ろにベビーカーをつけて、赤ちゃんと一緒です。夫婦も凄いが赤ちゃんも凄いね。若いお母さんは荷物を担当です。2、3組出会いましたが、皆素敵なカップルでした。このフランス人夫婦の様に二人三脚でサンチャゴに向かう夫婦。残念ながら、そうでない夫婦にも又、何組か出会ってしまいます。大体において、旦那がドンドン歩いて、追いつけない奥さんを睨みつけて待っている。やっとたどり着く奥さんに声をかけるでもなく、スタコラと先を急ぐ。奥さんは愚痴り乍ら追いかける。のパターンです。巡礼の旅にせっかく出ても、要は、普段の生活状態が助長されるだけと言う皮肉な結果となるのですね。
 つまり、普段から仲の良い夫婦はもっと仲良く、普段仲のよろしくないのはますます悪く、という実態を見ながらの旅です。夫婦二人して一大決心、一生懸命の歩みのチャレンジがこんな結果とは、共に巡礼する者には、哀しくて辛いものがあります。特別なことにチャレンジすると、普段の普通に為せる業(わざ)、心遣いが全ての元であると、今更ながら思うのです。

 

 

ページの先頭へ