スペイン巡礼

旅の終わりは人生の始まり

旅の終わりは人生の始まり

500キロの旅は終わりました。正直言いまして、辛い旅でした。絞りに絞った荷物さえも、この体力は持ち堪えることが出来なかったのです。引きずるように進まぬ足を一生懸命運ぶ巡礼者の姿は、我が身の写し絵のようで、頑張れ、頑張れと自分自身を鼓舞しておりました。巡礼の最初の数日は、このまま進むと背中が折れるんじゃないかと思うほどで、ヤバイぞヤバイぞと、口のあたりが声に出そうとするのを辛うじてもぐもぐさせながら堪えておりました。我が身の体力の貧弱さに腹を立て乍らの巡礼も、不思議な回復力と言っていいのか、何とか一日、一日を持ちこたえるようになりました。終わってみれば、何の事はない全部含めて、有難く、嬉しい思いの巡礼旅でした。最終日の巡礼は、ここ数日の快調さとは裏腹に、背痛に悩まされて乍らのサンチャゴ入りです。500キロ。
 一歩一歩の意味を噛み締め乍らの、カテドラル広場到着。
 圧倒的威圧の教会尖頭群に、返って落ちつきを失くす思いを感じながら、会っては別れたり、別れては出会いの巡礼の親しき友の次々の到着に歓喜し抱き合ったものでした。昨日から、我々の到着を待ってくれる友もいて、感動の一語です。明日は、11時のミサに与かってゆっくりします。
 チャックに会えるといいな。

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