和尚のつぶやき

怪我の功名

怪我の功名
日本列島を縦断した台風は各地に大きな被害を残してピユーと去って行きました。私は相変わらずで、無防備で部屋の窓も開いたままでした。
朝、窓口のフロアーが濡れていたので、玉ちゃん(猫)がおしっこでもしたかと思っていたぐらいの夜でした。友人夫婦はあまりの風の強さに屋根が飛ぶかと恐ろしくなって一階に避難して寝たと大きな目を🌀回しながらその夜を説明しておりました。
果たして我が保寧寺の庭も被害がありまして、境内の大きな松の木が真ん中からポッキリと折れました。山門を壊したとか他のものに被害を及ぼしたということはありませんが、片付けが大変です。折れて倒れた木を整理して運ぶのが大変でした。リヤカーなんぞでは間に合いません。ご存知のあの狭い参道からダットラを突っ込みました。伸びに伸びた木々はダットラの参入を一歩も許しません。何とか通れるだけの広さの伐採を試みました。石が邪魔をします。バールとスコップで移動さしました。何とか通れるようになりましたが、倒木を積んでそろりそろりとまいりましたが、地盤が柔らかく、車のタイヤもツルツルで動かないのです。苦労しましたが何とか収まりました。
何時もながら不思議に思うのは、そういう時、フイと現れてサッと手伝ってくれる御仁が有ってニヤと笑ってツイと去って行く、そう言う人の出逢いばかりで、嬉しい限りです。
整理し終わって参道を眺めると咄嗟の仕事故無残の体を晒しております。思い切って、先住熊田和尚に手を合わせながら、バッサバッサと剪定いたしました。
そうこうするうちに、新潟に行くことになって、街中にある豪商屋敷 清水園の拝観する内にピカリとヒントを得て、参道の木々はいやはや、物の見事にスッキリコです。
結果、すっかり変わりました。来年の梅雨あたりには、一寸した苔の参道の出現を楽しめるかもしれませんぞ。

ページの先頭へ