和尚のつぶやき

遂に来ました。そして、なんと、鳴きました。

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保寧寺の庭は、只今春真っ盛り。木々の新芽は、恥じらうようにそして、きっぱりと天地宇宙に命の主張メロディーを奏でます。じっと耳をすませば、本当は、歌っているのかもしれませんね。ハスの花が咲く時には、ポンという音がするという嘘か真か、ーそんな話もよく耳にしますが、そうかも知れないという予感でドキドキ

スペイン巡礼の前にトレーニングの為早朝自転車で保寧寺の周辺を走っていたのですが、こう言っては何ですが、陰気でむさい(こう言ってなんですが,一寸くどいかなあ)庭からウグイスの鳴き声です。その鳴き声をを愛でると共に不思議で、且つ残念に思のは、直線距離にして僅か、200メートルもない我が保寧寺に何故やって来ないかという疑問と、ウグイスの不平等さに対する妬みでした。

鳴き行く鳥も答えねば、空行く雲も知らぬ顔

今朝新緑林に目をやれば、鶯帽子が飛ぶような

耳も澄ませば我が森で、未完成法華経なり

未だ上手くはありませんが、紛れもなくウグイスの鳴き声ですです。

お待たせしました。随分お待ちなので、ちょっと参上。そんな感じ。

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